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【2021年度版】山陰(島根県鳥取県)での樹木葬の探し方!墓苑選びのポイ ント5選

公開日:  最終更新日:2021/12/28

近年、新しいタイプのお墓として人気が出てきている樹木葬。その中でも、お骨を土の中
に埋葬し、墓標として樹木を植える樹木葬は山陰でも一般的なものになってきています。
樹木葬には、山林などの広い面積を使用して、1区画に1本あるいは数本の樹木の下に数
区画を設けたり、芝生や草木で庭園風にしたりと、さまざまなタイプがあります。血縁に
関係なく同じ区画に埋葬される場合もあり、継承者が必要なく、墓石もないため永代使用
料は墓石タイプに比べて安いなどメリットがあります。
「樹木葬」を購入する前に意外と気づかないポイントを解説します。

そもそも樹木葬とは?

樹木葬(樹木葬墓地)は東北の一関の寺院発祥のお墓の一種で、従来のお墓の石造りのお
墓とは違い、里山や自然に埋葬するスタイルのお墓です。
ただ勝手に遺骨を埋めて良いわけではなく、「墓地・埋葬に関する法律」によって自治体
が「墓地」と定めた所に埋葬しなくてはいけません。法的に定められた区域を買い取って
そこに埋葬することになり、埋葬許可証を必要とします。
墓地として許可を得ている寺院や墓苑の一部に「樹木葬」の区域を設けている場合や、霊
園全体を「樹木葬」専用の墓域としている樹林墓地などがあります。

樹木葬が人気の理由

山陰でも樹木葬の人気は年々高まっていますがその理由とは何なのでしょうか?

自然に還ることができる

樹木葬は墓石の代わりに樹木や草花などを故人の墓標とし、「自然に還る」という多くの
人の願いを叶えられるような埋葬方法です。散骨などに比べると、墓標があることなどか
ら参拝しやすいです。また、従来の墓石タイプと比べて掃除が楽な点が上げられます。

後継ぎや継承者を必要としない

樹木葬では墓石の管理を引き継ぐ必要がなく、多くの場合が永代供養されることになりま
す。そのためお墓の後継ぎについて考える必要がありません。一定の年数を経てから遺骨
の場所を移し、合祀となることが多いです。山陰でも若い世代が大阪や東京、広島をはじ
めとする都会で働くケースが多く、継承者が必要ないお墓の要望は高まっています。

従来のお墓の費用の半額程度に抑えられる

樹木葬は従来のお墓より費用を安く抑えられます。選ぶスタイルによりますが、約半額程
度に抑えられる場合が多いです。

樹木葬を選ぶ際に見ておきたいポイント5選

樹木葬の選び方 立地条件①

樹木葬はご夫婦での埋葬が多く、お墓参りをされる場合が多いです。そのため利便性は重
要になってきます。駅から近いことや、車で行っても駐車場が近いか、バリアフリーかを
確認する必要があります。ただしそれらは、今現在の自分の状況のみで考えずに、年を重
ねてからもお参りがしやすいか、お参りする方の中にご年配の方がいれば、その方もお参
りがしやすいのかなどを考えた方がいいでしょう。

樹木葬の選び方 宗旨・宗派の有無②

寺院であれば、その宗旨や宗派での供養を行わなければなりません。また、お寺でない場
合では供養してくださる住職が専属で決まっていたり、自由に選ぶことができたりと様々
ですので、きちんと自分に合った宗旨や宗派で供養をしてくれる場所を探しましょう。ま
た無宗派が可能な場所ではどのような供養を行うかきちんと話し合いましょう。

樹木葬の選び方 管理状況③

購入後数十年埋葬し、管理していく樹木葬は管理状況が非常に重要になっています。長く
管理することを考えると寺院が管理している樹木葬の方が安心して購入することはできる
場合が多いです。

樹木葬の選び方 墓じまいしてくれるか④

購入する方の多くは先祖代々のお墓は持っているが、管理することが難しいので樹木葬を
購入する場合が多いです。そのため、先祖代々のお墓を墓じまいする必要があります。霊
園によっては墓じまいを請け負っていない場合もあるので、購入前に墓じまいを請け負っ
ているか確認した方がいいでしょう。

樹木葬の選び方 先祖のお骨を合祀できるか⑤

④でも取り上げましたが、先祖代々のお墓を持っている場合は、先祖のお骨の取り扱いが
必要になってきます。その場合、先祖代々のお骨を樹木葬墓苑で合祀、または同じ区画に
埋葬する必要があります。墓苑によっては合祀に非常に多額の費用が発生する場合がある
ので、購入前の確認は必要でしょう。